オリコ、空き家対策で新たなローン商品を導入
オリエントコーポレーション(オリコ)は、空き家問題の解決と地域の持続可能な発展を目指して、二つの新しいローン商品を提供しています。それが「解体の窓口ローン」と「COSOJIローン」です。
解体の窓口ローン
このローンは、空き家の解体やその後の建替え、土地活用のための資金を提供します。無担保保証性のローンで、個人が対象です。最大で1,000万円まで、最長15年間の利用が可能です。2021年7月からはクラウドローンの仕組みを活用しています。
現在、日本では空き家問題が深刻で、2023年には全国で900万戸の空き家があるとされています。そのうち、目的のない「その他空き家」は2030年までに470万戸に達すると予想されています。この問題に対処するため、オリコは解体や活用を促進する取り組みを進めています。
COSOJIローン
「COSOJIローン」は、オリコがCOSOJI(東京都中央区)と提携して提供する不動産特化型ローンです。COSOJIは、地域の工務店や職人と不動産オーナー、管理会社をマッチングするサービスを提供しており、今回のローンはそのサービスの一部です。
このローンもクラウドローンの仕組みを活用しており、個人向けには最大1,000万円、最長15年の無担保消費性ローンを提供します。さらに、法人や個人事業主向けには、最大500万円、最長5年のローンを2024年6月から提供予定です。このローンは、担保力の低い不動産や耐用年数を超えた建物にも適用でき、不動産の有効活用を促進します。
オリコはこれらのローンを通じて、空き家の活用を促進し、持続可能な地域づくりに貢献することを目指しています。